小城好事(おぎさぼ)ブログ

田舎暮らしとか、台湾、子育てなどなど

多久市ウォールアートストリート

佐賀県小城市の隣に多久市がある。

そんな多久市でウォールアートを行っているそうな。

先日見に行ってきた。

www.wallart-project.com

 

田舎としては珍しい取り組み。

多久市に移住した芸術家の冨永ボンド氏が仕掛け人。

www.bondgraphics.com

接着剤のボンドを用いたアートを作成。

その他アートセラピーや町おこし等面白い取り組みを行っている。

 

多久駅から出た町中に、

ボンド氏の作品を中心としたウォールアートが点在。

(写真は以前撮ったもので、現在は24作品あるらしい。)

 

目標は100作品で日本一のウォールアートを目指している。

有名なアーティストの作品もある。

かわいい饅頭屋のキャラクター

岸川まんじゅうは多久市で有名な老舗。

 

ボンド氏もよそ者ならでの苦労も多いそうな。

田舎は権力を持ったおじさん達の説得が一番大変。

新しい取り組みは特に。

頑張ってるのがヒシヒシと伝わる。

 

海外でも人気なウォールアートストリートが増えつつある。

台湾では台中の彩虹眷村が有名。

彩虹眷村-台中観光トラベルサイト Taichung Tourism

残念ながらまだ行ったことがないのだが…

眷村とは、第二次世界大戦後台湾に渡ってきた外省人が暮らしていた地区。

バラックに近かったが、

台湾もレトロブームでところどころ眷村が観光地になっている。

その他台北の東区にある四四南村も有名。

彩虹眷村は一人のおじいちゃんが趣味で書いていたが、

SNSで人気になり、

取り壊し予定から一転して台中を代表する観光地になった。

これぞ地域おこし。

今度見に行かなければ。

 

多久のウォールアートは多久駅からのアクセスが良い。

外国人観光客は鉄道での移動が多数らしいから、

上手く広がれば面白くなりそう。

今後に期待。

 

「多久」も中国語で「(距離)どれくらい?」という意味があり、

多久市を紹介すると台湾人にウケる。

地域の特徴として、

こういった地名も町おこしに役立つのではないかと感じる。

以前、広島県呉市が台湾の呉さん無料招待というイベントを行っており、

話題になった。

美しい景色や古い町並みだけでの差別化は難しい。

小城も中国語で地方都市という意味があり、

中華圏への田舎体験にベストな名前と思って移住した。

少しずつやりたいことを形に。

小城も多久も近いので、

中華圏へなにかおもしろい取り組みができればいいなー。